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「全国バイク神社認定第1号」 第16類「印刷物」等 第21類「お守り、おみくじ、貯金箱」

◆対象商標:

「全国バイク神社認定第1号」

第16類「印刷物」等

第21類「お守り、おみくじ、貯金箱」

 

◆種別と審判番号:

異議の決定

異議2017-900091

 

◆審決日:

2017/08/14

 

◆関連条文:

商標法第4条第1項第7号

商標法第4条第1項第16号

商標法第3条第1項第6号

 

◆結論:

登録第5905553号商標の商標登録を維持する。

 

◆理由:

1 商標法第4条第1項第7号の趣旨について 

「商標の登録出願が適正な商道徳に反して社会的妥当性を欠き、その商標の登録を認めることが商標法の目的に反することになる場合には、その商標は商標法4条1項7号にいう商標に該当することもあり得ると解される。しかし、・・・商標自体に公序良俗違反のない商標が商標法4条1項7号に該当するのは、その登録出願の経緯に著しく社会的妥当性を欠くものがあり、登録を認めることが商標法の予定する秩序に反するものとして到底容認し得ないような場合に限られるものというべきである。」(平成15年5月8日知的財産高等裁判所判決、平成14年(行ケ)第616号)。

 

2 商標法第4条第1項第7号該当性について

本件商標「全国バイク神社認定第1号」は、その構成自体が非道徳的、卑わい、差別的、矯激若しくは他人に不快な印象を与えるような文字でないことは明らかである。

 

また、申立人提出の証拠からは、本件商標の登録出願の経緯に著しく社会的妥当性を欠くものがあり、登録を認めることが商標法の予定する秩序に反するものとして到底容認し得ないとすべき具体的事実は見あたらない。

 

よって、本件商標は、公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標とはいえないから、商標法第4条第1項第7号に該当しない。

 

3 商標法第3条第1項第6号該当性について

申立人が提出した証拠及び当審において職権により調査するも、「全国バイク神社認定第1号」の文字が、本件商標権者以外の者により、その指定商品について広く一般に使用されている事実は見あたらない。

 

よって、本件商標は、需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができない商標とはいえないから、商標法第3条第1項第6号に該当しない。

 

4 商標法第4条第1項第16号該当性について

本件商標「全国バイク神社認定第1号」は、その構成文字が、本件商標の指定商品との関係において、その商品の産地、品質、原材料等を普通に用いられる方法で表示するものということができない。

 

よって、本件商標は、商標法第4条第1項第16号に該当しない。

 

5 申立人の主張について

申立人は、「『全国バイク神社認定第1号』を指定商品に使用した場合、あたかも『神社本庁』等の公的機関により認定された神社の商品であると認識し、それ以外の商品に本件商標を使用した場合、商品の品質の誤認を生ずるおそれがある」旨主張する。

 

しかし、申立人が提出した証拠によっては、「神社」の文字を含む商標が「神社本庁」等の公的機関により認定された神社のみしか使用できないものとはいえないし、職権調査によれば、本件商標権者は、栃木県神社庁に属する神社と認められるから、本件商標権者が、本件商標をその指定商品について使用しても、神社が販売する商品の品質について誤認を生ずるおそれはない。

 

 

◆コメント:

本件商標のうち「認定」の部分が商品の品質の誤認を生じるおそれがあるのではと初見では感じたが、本審決説示のとおり「神社」の文字が公的機関により認定されたものしか使用できないとの法令もないようであった。

妥当な審決であると考える。

 

 

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