「Dr.X Pro」 第11類「業務用電気式皮膚洗浄器」等

◆対象商標:
「Dr.X Pro」 (図形商標、詳細は公報参照)
第11類「業務用電気式皮膚洗浄器」等


◆種別と審判番号:
拒絶査定不服の審決
不服2016-14390 


◆審決日:
2016-12-27


◆関連条文:
商標法第4条第1項第11号


◆引用商標:
登録第5713503号商標 「DOCTOR X」


◆結論:
本件審判の請求は、成り立たない。


◆理由
(1)本願商標
本願商標の「Pro」の欧文字部分は、四隅を丸くした灰色の長方形内表されており、「Dr.X」の欧文字部分とは、文字の色も形も異なる黒色のゴシック体で表されている。


よって、本願商標の文字部分は、一見して、「Dr.X」と「Pro」の欧文字から構成されていると看取される。


また、「Pro」の欧文字は、「プロの、専門家の」の意味を有する英語として一般に知られているものであり、本願商標の指定商品を含む商品を取り扱う業界において、専門家向けの商品であることや高い機能を備えた商品であることを表すものとして使用されている取引の実情がある。

 

これより、本願商標中の「Pro」の欧文字部分は、自他商品の識別力がないか、又は、極めて弱い。


よって、本願商標から「Dr.X」の文字部分を要部として抽出し、これを引用商標と比較して商標の類否を判断することは許されるべきである。

 

したがって、本願商標は、その構成中、要部である「Dr.X」の文字部分に相応して「ドクターエックス」の称呼及び「エックス博士」又は「エックス医師」という観念をも生ずるものである。


(2)引用商標
称呼:「ドクターエックス」
観念:「エックス博士」「エックス医師」


(3)商標の類否
本願商標の要部と引用商標との類否について検討する。

外観:
外観上、区別することができる。


称呼:
同一である。


観念:
同一である。


これより、本願商標と引用商標とは、外観において相違するとしても、称呼及び観念を共通にするものであるから、両商標は、類似の商標というべきであり、本願商標は商標法第4条第1項第11号に該当する。

 

 

◆コメント
本願商標の構成をみると、明らかに「Pro」の部分が分離されていると筆者は感じた。
本審決説示のとおり、「Pro」の語に識別力があるとは言えず、妥当な審決である。

 


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