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「Fill in」 第3類「化粧品」 第41類「美容の教授」 第44類「美容」等

◆対象商標:
「Fill in」
第3類「化粧品」等
第41類「美容の教授」等
第44類「美容」等


◆種別と審判番号:
異議の決定
異議2016-900103 

 

◆審決日:
2017/01/19


◆関連条文:
商標法第3条第1項第3号
商標法第4条第1項第16号


◆結論:
登録第5823636号商標の商標登録を取り消す。

 
◆理由:
1 「Fill in」ないし「フィルイン」の語(文字)について 
(1)「現代英和辞典」(株式会社研究社)によれば、「Fill in」の文字は、「(穴・空所を)ふさぐ、充填する」等を意味する英語である。 


(2)「ジェルネイル・バイブル」(株式会社河出書房新社、2007年12月30日6刷発行)には、「ネイル用語集」の「フィルイン(fill in)」の項に「自爪が伸びて,イクステンションなどの人工爪の段差やすきまができたときにそれを修正し、再び形を整えること。」の記載があり、「サロンワークには欠かせないフィルイン&オフについて説明します。/フィルイン&オフ」の見出しの下、「フローターのフィルイン」、「ジェルポリッシュのフィルイン」等についての説明が掲載されている。


上記を含め申立人が提出した証拠には12の使用例がある。


2 本件商標の商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号該当性について 
上記1によれば、本件商標を構成する「Fill in」の欧文字及びその表音である「フィルイン」の片仮名は、「自爪の伸びてきた根元部分をジェルなどで埋めて爪の段差を補修ないし修繕すること」のように、爪の補修を意味する語して、広く使用されているものである。 


これより、本件商標をその指定商品中、「爪用化粧品,爪用ジェル,ジェル状の爪用化粧品,つけづめ」などのほか、爪の補修に関連する商品に使用するときには、当該商品の用途、品質を表示するにすぎない。 


また、本件商標をその指定役務中、第41類の「爪に関する美容技術の教授,爪に関する美容技術の知識の教授」、第44類の「ネイルケア美容,ジェルネイル・ジェルネイルアートを主とする美容」などのほか、爪の補修に関連する役務に使用するときには、当該役務の内容、役務の質を表示するにすぎない。

 
そして、本件商標をその指定商品中、爪の補修に関連しない商品に使用するときには、その商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるというべきであり、さらに、本件商標をその指定役務中、爪の補修に関連しない役務に使用するときには、その役務の質の誤認を生じさせるおそれがあるというべきである。 


よって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に違反して登録されたものである。 

  

 

◆コメント
筆者は「Fill in」の語を認識していなかったが、申立人提出した証拠によると確かに使用例は多いといえる。
申立人の確実かつ丁寧な証拠取集が功を奏した結果となった。

 


審決公報はここをクリック。

 

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